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『獣の奏者』 読了

とある大学の文化祭。
ミステリ研究会(UFO系じゃなくて推理小説の方だよ!と会員は主張する…)の主催する古本市で、文庫版『獣の奏者』の「闘蛇編」「王獣編」の二冊を合計二百円で購入。
一冊百円!安い!

実はこれが原作のアニメをちらっと見たことがある。
アニメのタイトルは「獣の奏者エリン」だったかな。
…ものすごくイラッとするアニメで、おとなしく見ていられなかったけど(毒舌で申し訳ない)

アニメの方の印象は、無邪気で明るくて無鉄砲で幼い女の子が、「獣も人も同じでしょ!? 獣にひどいことしないでよ!! 獣を利用しないでよ!!」って主張しているような感じ…いえ、私の見方が間違っていたのかもしれませんが;
アニメを見ていた私は、緑色の髪と緑色の目のエリンという女の子に声には出さずにつっこんでいました。

おいおい、何と言おうとそいつらは獣だろ…。
獣に人と同じ心の概念はないってば…。
しかも凶暴で危ないだろうが!
ひどいもなにも、距離をとらないとどうしようもないだろ?
人命と獣の自由、どっちが大事なんだ?
あんたは、そいつらを利用する仕組みの中で生活してきたんじゃないのかい?
事情の分かってない子どもが何を自分勝手な判断で行動してるんだ!?

えー、聞き苦しい発言の連発で失礼しました。
何しろ、主人公のエリンにまったく共感できない上に、アニメの獣が美しくも可愛くもなかったので;

だから、本屋さんで『獣の奏者』を見かけても、ついつい敬遠していたんですよ。ああ、あのイラッとくるアニメの原作か…と。
しかし、二冊で二百円は破格!
それで、試しに買ってみたら。

お、面白いじゃないか!?
めちゃくちゃ面白いじゃないか!!!
騙された!! (誰も騙してないよ…)

あの「守り人シリーズ」の上橋菜穂子先生の著作だと分かっていたはずなのに。
絶対、面白いと分かっていたはずだったのに。
なぜ、今まで読まなかったんだろう…と後悔することしきりでした。
何もかもあのアニメのせいだ。 (ぼそっ)

原作の『獣の奏者』の主人公エリンは、好奇心旺盛で聡明で大人びた礼儀正しくて温和しい少女でした。彼女は、獣と人との関わりの中で悩み続けています。
エリンは、単純に獣と人を同一視している幼い子どもでも、政治や社会の仕組みを度外視して無謀な行動をとる軽率な女でもありません。年齢よりも、はるかに落ち着いて賢いけれども、自分の信念や気持ちを大切にするために、時に愚かにも見える選択をする…。葛藤するエリンに共感します。

もう少し管理人の胸の中で熟成させてから、書評をUPします。

いい本を読ませてもらいました!


獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)
(2009/08/12)
上橋 菜穂子

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